東京回遊魚

人前で話すのが苦手だったのにテレビキャスターとなり、現在は企業研修と人材育成が本業に。当ブログでは、これまでに経験を積み重ねてきたスピーチやプレゼンテーションなど、「人前で話す」ための独自メソッドを公開&大好きな江戸文化の情報もあり^^

人前で話すための掟.その8・リポートレッスン②

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2015年も半月を越えましたね。

昨日6月30日は、各地の神社で「夏越の大祓」が執り行われていました。

「夏越の大祓」とは、半年分の罪や汚れを清める神事。

神社によっては、茅の輪を境内に設置して、
参拝する人達が自由に茅の輪をくぐれるようにしていたり、
祈祷を受け付けていたり。

私は自宅に比較的近い「東京大神宮」へ行って参りました。

祈祷は申し込まず、
茅の輪をくぐり、お賽銭をチャリ~ン、鈴を鳴らし、
いつも通りにパンパンと2拍手、ペコリと1礼。

半年分の感謝の気持ちを伝え、
大吉と出たおみくじを握りしめて、さささと境内をあとにしました。

そして、帰り道途中に立ち寄った他の神社では、
この茅の輪くぐりを有料(2000円以上かと)で行っていると初めて知りました。


ほぅ…、くぐるだけで…しかも予約は事前に…ほぉぉ。


「東京大神宮」へ先に立ち寄って良かった~と思ったのはいうまでもありません( ̄▽ ̄)。

 

以上、私の夏越の大祓レポでした。


さて、前回の続きです。


リポートレッスンのススメとして、
自主的にできるちょい心理的ハードなトレーニングが「ひとりリポート」。


ひとりで屋外にて、
自分の声を録音しながら現場をリポートするというものです。


大方の人は抵抗があるとは思いますが、できないことはありません。

実際に私は行っていた時期がありました。
月に一度、3~4ヶ月だったかと。


以下、方法です。


【ひとりリポートの方法】

※揃えるもの
①録音機器
ICレコーダー、テープレコーダー、ラジカセ、マイク等。
スマホでも使い慣れていればOK


②メモやペン、効果音を演出したいときはそれに対して必要なもの。

③ジブン


※順序
①5分以内のテレビリポートを想定し、
リポートするテーマと場所を決める

②その場所を下見(できれば)し、
おおまかな構成とリポートする言葉(話し言葉の文章)を作る

③②の準備ができたら、いざリポート!

④つっかえても、失敗してもめげずに、
完成形ができるまで何度もやってみる。

⑤録音した自分のリポートを聞く。
改善点を見つけ、別のテーマと場所でのリポートに生かす。

↑↑
この繰り返しです。


例えば、今回の投稿の初めに神社参拝の話をしていますが、
これもリポートテーマにすることができます。


テレビリポートにするならば、
もっと現場の雰囲気や臨場感が伝わるように、
景色やその場の様子、人の混み具合、音、匂い、等々、
その現場にいるからこそわかることを盛って、
視聴者へ伝えるという観点が重要です。


かつて私が行っていた自主リポートでも、
神社をテーマにして行いました。


情景描写で意識したことは、
神社の建物の色や風合いから歴史感を伝え、
境内の緑の様子や匂い、日差し、
そのほかの佇まい、
人の数など。
賑わっているのか、
もしくは静謐な場なのかも率直に伝えること。

そして、自分で音を出せるものはしっかりと活用。

玉砂利の音、
鈴の音、
お賽銭の音…。

音は現場の臨場感が伝わる最高の要素です。

また、その音を出すだけではなく、
音を出した後に、
その音に関してのコメントもさりげなく伝えられるようにすると尚ヨシ。


まずは、録音のみから始めて、
慣れてきたら動画でのリポートを行うといいと思います。

もちろん、最初から動画でもいいと思いますが、
動画がない状態でどれだけリポートコメントを出せるかを考えると、
録音のみのほうが描写力のトレーニングになります。

そして、仕上げた録音リポートは、
自分だけではなくて、
他者に聞かせて感想をもらうことも大切。


現場の様子が伝わっているか、
どんな現場がイメージとして残るかなど、
ダメ出し要求ではなく、
率直に抱かれた印象を聞きましょう。
(そういうことが得意な人にフィードバックしてもらう)


自分だけだとひとりよがりになってしまうので、
(キモチワルいリポーターになる恐れ大…)
表現力や描写力のトレーニング効果としてはあまり芳しくありません。


そして最もトレーニング効果を高められるのは、
経験者からのフィードバック。

つまりリポートの実務実績と、
他者への指導経験のあるプロからフィードバックしてもらうこと。


私もかつては大先輩にフィードバック指導いただきながら、
ひとりリポートレッスンを続けていましたが、
褒められるととても嬉しく達成感がありますし、
指摘される箇所は的を得ているので改善点に早く気がつきます。


そして改善へ向けたアドバイスがとても役立ちました。
それがプロからのフィードバックのメリットですね。

仲間内だと感想は聞けても、
改善するための的確なフィードバックを期待するのは難しいところです。


というわけで、
「ひとりリポートレッスン」は、
未経験であれば抵抗があるとは思いますが、
だからこそ、
度胸、描写力、表現力を鍛えることのできる、
ベストなトレーニングです。


行う時はひとりで。

そして聞く時は、
ひとり+他者、プロからのフィードバックがあればよりベスト。


それがわかっていても…うぇ~ん、勇気がない…

という方は、
屋内からのチャレンジでもいいです。

まずは自宅を視聴者へ紹介する想定でのリポートからでもいいですね。

そして、徐々に外へ出ていく…。

それでもそれでも、
ふええ~~ん(TT)な方は、
ペンやグラス、ペットボトルなど、
静物を使っての色や手触りの描写から始めるという、
初歩中の初歩トレーニングもあります。


ほか諸々ありますが、
私はひとりひとりの方の状況に合わせたマンツーマン・トレーニングを行っています。


お問い合わせ等、お気軽に^^

 

※近日中に個人様用の提供メニューをリニューアルします。
これまでのトレーニングメニューに加えて、
対話式中心のコーチングメニューを設けます。
公式サイト・mikakoharuka.comに掲載次第、
ブログでも告知いたします。
その前に内容を知りたいという方はメールにてご連絡くださいm(__)m

■遥美香子が行う仕事や提供サービスについてのお問い合わせは、
⇒ mikako★mikakoharuka.com
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